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ご訪問ありがとうございます。  マスターのブログです。  料理と子供と趣味と...  適当なこと書いてます。    by tyuuka-syubou      
国府宮はだか祭り その2
国府宮はだか祭り
そんなパフォーマンスをしながら市街の中心地に入っていきます。国府宮神社は稲沢市の中心地にありますので、東西南北、各ブロックから鳥居を目指し歩いて来ます。
鳥居に近づくにつれ見物客が多くなってきて、こちらのほうも盛り上がってきます。写真を撮っている人、酒を振舞ってくれる人いろいろいますが、私たちの目には入りません。奉納する笹竹が約100本位あるらしく、鳥居周辺は順番待ちで渋滞します。そんな時行進をストップすると寒くてたまらないので、笹竹を上下に上げたり下げたりするパフォーマンスもしたりします。

そうこうしながら、鳥居をくぐると参道です。いわゆるメインストリートであります。見物人はひしめき合って、警察官や機動隊が警備しています。もう神社まではすぐそこです。“ワッショイワッショイ”の掛け声もさらに大きくなっていきます。今までやってきたパフォーマンスを、力を振り絞ってやります。十数キロを歩いて来たという事と、もう目の前にゴールが迫っているということを思うと、なんとも言えない感情が表れます。
その後、神社の門が見え、次に私たちの奉納の順番が来ると、笹竹を支えていたロープを笹竹に巻きつけ、肩に担ぎます。長さ十メートルも有る様な物をかなりの人数で担ぎ、一気に走りながら投げて奉納します。

実は、その瞬間の記憶が無いのです。門をくぐったのは覚えているのですが、奉納した後の記憶しかありません。あまりに一瞬のことだったのかもしれません。ふと気がつくと、門をくぐり抜けようとしていました。その間人と話しをしていたかもしれません。
なんとも言えない達成感と感動がこみ上げて来ました。


これで第1部は終わりましたが、メインイベントの第2部が待っています。私達の後に奉納するグループを参道で待ちます。その間、寒いこと寒いこと。全身の震えが止まりません。考えてみれば、最後に合流した地区から何も食べていません。酒もちょっと貰っただけなので、かなりの焦燥感が押し寄せてきます。
私達の後から奉納するチームを応援しながら、近くに居る機動隊のお兄ちゃんと世間話をしたりもしました。

やがて最後のチームが奉納し終わると、“桶隊”と呼ばれる桶を頭の上に掲げて走ってくるはだか男集団が現れます。それは第2部の始まりを表します。いよいよ神男の登場です。神男は長い参道から出てくるのですが、どの位置で登場するのか分かりません。
登場を待つ間、桶隊たちは参道入り口付近から容赦なく水を掛け出します。4時位でしょうか。私は参道の中間くらいに居たのですが、夕日に照らされて輝く水しぶきはとても綺麗だなぁ…なんて考えながら見ていましたが、段々近づいて来ます。後は覚悟するしか有りません。

最初は水しぶきだけでした。めちゃくちゃ冷たいです。でも二回目を思いっきりかぶってしまうと吹っ切れます。自分の方から水のほうに自然に足が向いていってしまうのです。“来るなら来い”と言うような変な闘争心のような感情が湧き上がってきます。

3回位水を被ってから、突然集団が動き出しました。登場したようです。妙に冷静な私は、ちょっと様子を伺っていました。それがダメでした。見る見るうちに集団はふくれ上がって行きます。
機を逃したと悟った私は、思いっきり群衆の中に飛び込んで行きました。前後左右から押したり引いたり計り知れない力が私に掛かります。肌と肌が触れ合った所は、ものすごい力で引きちぎれそうです。他の人のサラシが私の肌に触れている所もそうです。足も踏まれるし、後ろからどつかれるし、これこそ踏んだり蹴ったりです。

2,3分した頃でしょうか、押したり引いたりしている内に、いきなり強い津波のような力が押し寄せて来ました。私が押す方向とは逆に、真正面からです。すると前に居た人が転んで、まるで津波に飲み込まれるように群集の下敷きになっていきます。助けようにも私一人の力ではどうしようもありませんし、私がそうなったらどうしようといった恐怖感が一気に脳裏をよぎりました。幸いそれに気づいた人が居て、一緒に引きずり出しました。逆の方向に行くのは楽でした。二年前に死亡事故が起きている事は知っていたので、ふと緊張の糸が切れてしまいました。


こうして私のはだか祭りは終わりました。神社から、地区が用意してくれたバスに戻る間、気合の抜けた体に寒さと疲れが一気に押し寄せてきます。“ワッショイ”を何回行ったでしょうか。のどもガラガラです。

でもこうして振り返りながらキーボードを叩いていると、厄が終わるまで毎年出ようという気になります。



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神社の鳥居の入り口です。他のチームの竹笹ですが、人がよじ登っているのが分かりますか?

長々読んでいただいた方にお礼申し上げます。
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by tyuuka-syubou | 2005-02-25 12:49 | 雑談 | Comments(0)
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